同人誌の値段は500円をめざす
こんにちわ。転職活動中でとてもヒマなのでブログでもかきます。
なんかごたごたしてますね。
私も過去のエントリ
が発掘されて、「書いた奴は大手専門の買い専」だの「吊し上げよう」だの言われておりますが、該当エントリにも「5年で50回くらいイベント出て30冊くらい同人誌作ってきた経験則」と書いております。今マジメに数えたら50冊くらいありそうでした。
あと、こういう場合は自分の部数とか立場を言えって意見もあったのですが、それこそ誰に需要があるかわからん意味不明な小説を10部作ってひっそり置いたりもすれば、4桁刷ったりもしてます。配置で言えば島中でのタマゴ(販売部数0冊)も経験してますし、コミケ東館外周以外は全部経験してます。これは間違いないですが、同人やってて一番つらいのは1冊も売れないやつですね。完全に心がバッキバキになりますね。死にたい。
ほんでまあ値段です。正直twitterの意見に順当なのが多くて、今更書く必要ねえな~~って感じになってるのですが、一応うちのスタンスとしては
・会計を簡単にするためにできるだけ500円
・分厚い本は1000円
・たまにはイレギュラーで300円とか800円とかの本も出すけど、それくらいの暗算はさくっとできるので特に問題にならない
・最初から売る気のないネタ本は200円とか
こっからが本文です。
同人イベントで本を売ってる時に一番強大な敵ってなんですかね。絶対勝てないみたいなやつ。
めっちゃ上手い外周のおプロ様とかを思い浮かべる人が多いと思うんですが、そうではないですね。勝負を回避すればいいし、なんならこっちが向こうより上手くなればいいんであって、でもシャッター前ですらひれ伏さざるを得ない最大の敵ってあれです。時間です。
もちろん空間(搬入量的な)も有限ではありますが、それについては事前に搬入量を申告することで優遇されたりするわけですね。まあシャッター前に過搬入してコミケ出入り禁止になった知人もいるので限度はあるようですが。
あるいは、混雑対応サークル用追加チケットとかいうチートツールもこの世には存在するので、確かにシャッター前サークルだと2SPに4人並べてずるいやんけ! というのはすごくありますが、まあとりあえず普通のサークルは2SPに4人並べても暇すぎて死ぬと思うのでもうちょっと現実的な話をします。
時間を持ち出して、サークルが1分間に何部頒布したら云々~ みたいなのは過去にも書いてるブログがあるのですが、買い手の制限時間について書いてる人ってあんまりいないんじゃないですかね。シャッター前は2SPに売り子4人並べたりできるけど、買い手は素人でもガチでも自分の身一つなんですよ。
実はイベントで最強のサークルは、イベント限定本とかイベント限定ペーパーを出すサークルなんですね。とらめろんKで買えるサークルは基本後回しです。とはいえ書店だと高いので、できればイベントで買いたいのが実情。ガチ海鮮というのは勝負イベントに動員した諭吉軍をいかに活用するかに命をかけているので、600円の本をとらで5冊買うなら、500円の本をイベントで6冊買いたいわけです。もちろん限定サークル最優先で。
そんな戦場で、優先度は低いけど買いたいリストにはあるサークルの前を通りがかった時に空いていたら、さくっとゲットしよう、となりますが、列ってたりあんまり人だかってるようなサークルは当然後回しになりますね。
うちはめちゃくちゃ会計が早いので列ることはほぼないですが、立ち読みなんかで多少人だかる事は往々にしてあります。誰もいないとそれはそれでなかなか人は来ないんですが、2~3人くらい人が集ってると結構人は集まってくるように思いますね。そのへんを見極めて会計牛歩ってもいいのですが、まあそういうセコいことはしていません。海鮮も命がけなので、こっちが列ってどややするためにわざわざ会計を遅くするなんていうのは許されないでしょう。
結論として、同人誌の値段は500円がよいです。この500円という値段はもう魔法の数字みたいなもんで、色々メリットがあります。
・会計が簡単
・分量としても、それなりに満足してもらえる
・収支がとりやすい
ぜひ500円をめざして本を作ってみてください。
p.s.
これはあくまでも、どうしたらいいんだ~~ってあたふたしてる人のための記事なので、ワイはカバー付き文庫小説本が作りたいんじゃ~~ 分厚い本も作りたいんじゃ~~ 赤字なんかしるか~~ みたいな人は我が道を行くのがとても素晴らしいとおもいます