きつねこの週刊デイリー寿司ニュース

主に食べたお寿司についてつぶやきます

筋トレの目的を見誤った話

最近筋トレしている。別にライザップが流行っているからというわけではなく、単純に仕事がなくて暇すぎるので、なにか建設的なことをやろうということで、日中に会社事務所で同人誌の原稿を書いたり筋トレをしたりしている。週に1回くらい仕事のメールを出したり、スパムの営業電話を受けたり、生保会社の営業を適当にあしらったりしてお小遣いをいただいている。
 
ところで3年ほど前、かなり真面目に筋トレをしていた時期がある。皇族もお住まいと噂の秋葉原の某タワマンに住んでいるハイパーエリートの知人が一念発起して芸能人御用達のジムに通い、見るも無残なぶよぶよの中年おっさん体型を逆三角形に仕上げたのだ。さすがエリート。
 
3週間でそれを成し遂げた彼は、このジムから学ぶべきものはすべて学んだと、筋トレの場を自宅に移した。某有名ブロガーもお住まいと噂の秋葉原の某タワマンには、ジムも完備なのだ。筋トレは友達と一緒にやったほうが楽しくて持続性があるということで誘われたのだが、肉体のピークがはるか昔の中学高校時代で、今はその名残をうっすらとどめているにすぎないヒョロヒョロの私は、彼女もいないくせに「これから夏になって女の子と海やプールに行くときに、胸筋が薄すぎて恥ずかしい」という、当たるどころか買ってさえいない宝くじの一等賞金の使い道に悩むような間違った悩みを解消して、見事に逆三角形になって水際で女子にドヤ顔するためにその誘いに乗った。
 
冬から夏の終わりまで続けた筋トレによって私の体重は55kg→65kgになり、逆三角形とはいかないが確かに筋肉はついた。手持ちの服の数割が入らなくなり、断捨離の成果も出た。しかしながらその夏、念願の彼女はおろか、女子と水遊びをする機会は一度もなく、そこで初めて「別に胸筋があるからといって彼女ができるわけではないのだ」と気づいた。
 
結局、その半年間の筋トレによって、中途半端にマッチョになった肉体と、実際に効果のある筋トレのやりかたと、筋トレをやっても彼女はできないということ、この3つを得た。とてもよかったと思う。なお、筋トレをやめて半年1年、筋肉たちまちのうちにやせ衰え、体重は60kg強で安定することになる。きつかった服が再び入るようになった。断捨離された服はいったいなんだったのだ。
 
その後紆余曲折あり、めでたく彼女ができたのだが、最近「腹が出ている」とまさかの予想だにしない指摘をされたため、筋トレをすることなった。
 
まとめ
 
・モテようと思って筋トレしても別に彼女できない(プライベートジムで男数人で延々筋トレしているところに出会い要素はない)
・モテるモテないは別として、必要になったときのために、自分なりに効果のある筋トレのやりかたはマスターしておくとよい
・私が学んだ、確実に効果のある筋トレのやりかたについては次の記事でかきます